芳名帳
芳名帳、記帳簿を納めた箱が葬儀会社から届いていたので改めて一枚一枚、一人ひとりの顔を思い浮かべながら確認した。通夜や告別式の席では前列に対面して立っているので、葬列の方の顔は分かるが5基の焼香台の葬列客を挨拶しながら見渡すのは難しいからだ。芳名帳の一人ひとりの名前の上を指でなぞり、お顔を思い浮かべ焼香にお出でいただいた事に感謝する。昨日は母が小さな骨壷の中に納まりなんとも言いがたい空しさを感じるが、この書類箱も母のこれまでの関わりの一部であり、箱の中に納まってしまう終息感を感じてしまう。

▲また、母の一部がこの箱に収まってしまったような
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