2009年7月アーカイブ
これは肺に障害を持つ人が鼻から人工的に酸素を取り込むためのチューブで本来はこの写真のように使うのではなく二本の角型のパイプを鼻の穴に入れるものだ。父は肺気腫で人工的酸素の供給が必要だが自身の呼吸がヘタで、鼻から吸って口から吐く深呼吸さえうまく出来ない。で、ほとんどが口だけの呼吸になってしまう。そこで松ちゃんが考えた方法が写真のコレ、オキシメーターという計器で計るとその差は歴然とした。しかし既存のチューブにそんなものはないので改造を計画、ケアマネージャーに新品の調達を依頼、するとDRは顔を真っ赤にして反論、「そんな訳がない、それでうまく行くようならノーベル賞モノだ」と人を小ばかにした。「まあ好きなようにしてください」 というから「やるよ」 と言ってきた。
▲何でもマニュアルどうりの事では世の中済まないこともある。
今日から約1ヶ月間、富弘美術館では原田泰治さんの絵本「とうちゃんのトンネル原画展」が開催される。富弘さんと原田さんのコラボレーションは07年以来の2回目だ。限りなくやさしい詩画の富弘さん、郷愁を呼び起こす原田さんのノスタルジックな画風といずれも私の感性に強く響くものがあるので好きだ。オープニングセレモニーでは宇都宮から平野さんも駆けつけたが期待した作家同士の対談は原田さんの体調がすぐれないので来館できなかった。2年前の時は富弘さんの体調が悪く実現できずで未だ幻の対談のままだ。 ▲富弘美術館の特設会場には「とうちゃんのトンネル」のジオラマも展示してある
数日前にもツバメの巣の事はこの興味しんしんで書いたが、いよいよ巣立ちが始まった。小さな巣にはヒナが6羽見えたがヒナはみるみる間に大きくなり味噌汁のお椀ほどの巣にははみ出るほどの大きさになり落ちはしまいかと心配になった。父の散歩のために1日2回ほどこの巣の前に立つが一羽のヒナがすでにアスファルト上で慣れない羽ばたきをしていた。近づくと必死で舞い上がり親と合流した。他にも駐車場の端で飛行訓練をして車の屋根の上で休むヒナも一羽。そして夕刻見ていると3番目のヒナが巣からの飛び立ちに失敗しほぼ落下した。しばらく見ていたが親鳥も仕様がない模様、見かねて私と他の入院患者で拾い上げ巣に戻した。
▲もう一度親から餌をもらえるだろうか心配だ
父の病院付き添いも毎日午前は大変忙しいので朝6時から顔そりなどを始め、朝食、整形の回診、外科の回診、11時からのリハビリを終ると、もうお昼の食事が運ばれている。だから父もゆっくりベッドで寝ていられないだろう。午後の1時から3時ごろまでの約2時間ほどが自由時間とでも言おうか検温などもなく静かだ。そんな時私も持ち合わせの本を開く、こんな時でもないと本を読む機会がない。今読み始めたのは次男貴彦が10年ほど前に読んで小屋裏に積んである古本から引き抜いてきた一冊、精神薄弱の青年が超秀才に変貌を遂げるというものがたりらしいが最初の数十ページはまるで幼児の文章のようで読みにくい。これがだんだんしっかりした文章に変化するのだそうだがとに角疲れる。
▲最初でイヤになったが貴彦は面白い本だと推薦なので読み切ってみよう